自由研究にもピッタリ!海のある生活【密閉容器で海を創ろう】

自由研究何しよう〜と考えているそこのあなた!

【小さな海を作る】いい響きだと思いませんか?

海といっても、すごく簡単な海でして、いわゆるボトルアクアリウムというやつです。海の定義は難しいですが、海みたいなものを小さい密閉容器で再現してみようというわけです。

なぜ密閉容器かというと、移動がしやすい、フィルターなどがいらないため費用などかからず簡単、そして単純に面白い。密閉しているのに中の生物などに変化があったら面白くないですか?これはなぜ??がめっちゃ生まれるので良い刺激になります。好奇心、ワクワクが止まりません!

小さい海を作り、生物を入れて観察する。立派な自由研究になりますよ!そして身近に海のある生活おすす

小さな海をつくろう

小さな海を作るために必要な物は

  • 密閉容器
  • サンゴ砂
  • 海藻

以上。

さらに詳しく説明していきます。

密閉容器

密閉容器はなるべく空気の循環がないような容器で円柱形やフラスコ型など色々ありますのでお好みでご用意していただくと良いと思います。

サイズは高さが20センチくらいのものが使いやすいかと思います。またガラス面の透明度は高い方が観賞に優れるため中古品などを買う際はよく見て買うようにしてください。

サンゴ砂

サンゴ砂がなぜ必要かというと、なるべく海を再現したいためです。見た目もそうですが、PHの維持など機能面でも有効なためです。海藻を固定するためにも必要です。

塩は通常の売っているものだと栄養素が少ないため人工海水がおすすめです。海の濃度に合わせる必要があるため比重計があると便利です。無い場合は1ℓに30gほどの人工海水を入れると海の濃度と近くなります。500gの水には15gの塩を溶かしてください。

水はカルキ抜きしたものを使用するといいでしょう。前もってバケツに真水を入れて1日置いて置くことでカルキ抜きもできます。スーパーなどでもらえるRO水などでも大丈夫です。硬水は使用できないので注意してください。

海藻

魚を入れたいところですが濾過能力も無く水の流れもなく酸素もない密閉容器での飼育はできません。そのため海藻を入れます。

海藻は手に入りやすい海ぶどうがおすすめです。海藻だと密閉容器でも飼育できます。

以下で海ぶどうは購入できます。

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温度と場所

温度も重要です。20-28度くらいが理想です。ヒーターなどは入れられないため、お家の温度を目安にしてください。寒すぎても暑すぎてもダメです。なるべく温度変化の少ない場所においてください。日当たりが良すぎる場所は良くないですが海藻の光合成にはある程度の光が必要なためなるべく明るい場所で飼育してください。

水換え

私は2ヶ月くらいこの密閉容器で飼育していました。容器の大きさにもよりますが、水換えなしだと2ヶ月が限界だと思います。暑い夏場だとまた状況も変わってくるかもしれません。

海ぶどうの成長がだんだんと遅くなり、苔も生え始め、最終的には海ぶどうも一部溶け始めます。水換えすることで新たな栄養素が補充されるため最初と同じように再び飼育観察を楽しめます。

水換えのやり方ですが、人工海水を使って海水を作ったあと、最初にあった海水を捨て新しい海水を入れてあげるだけです。

最後に

海ぶどうに最初から付着していた微生物やその卵などから容器内には様々な生物が発生する可能性があります。「これはなんだろう?」という好奇心が科学のスタートです。

※タイドプールや潮だまりなどに生活していたヤドカリなど小さな生物を入れることでもっと海っぽくなりますが自己責任でお願いいたします。仮にやるにしても光合成をして酸素を出す海藻は必須です。海藻などと違い餌も必要になります。海藻だけと比べて密閉容器で他の生物を飼育するには餌や水替えの頻度、温度などもよりシビアになってきます。くれぐれも注意してお願いします。

小さな海を作るということはそこに命があるということです。飼育を始め、色々と観察してみると面白いですよ。また命あるものを大切にすることも一緒に学ぶことができます。

これきっかけで海や生物に興味を持ってもらえたら幸いです。

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