近年アクアパッツァをやるというお客さんがとても多くなってきたと思う。
たぶんオシャレだからというのが一番の理由だと思うのだが、実は簡単で美味しくて栄養も取れる三方良しの素晴らしい料理なのでぜひおすすめしたい。
よく聞かれるのが、『アクアパッツァにおすすめの魚は何ですか?』という質問。
今回その質問の答えをこちらに。
たぶん読んだ後は一度はやりたくなっていることでしょう。
アクアパッツァとは
アクアパッツァとはイタリア南部で『狂った水』という意味の郷土料理です。漁師料理であったアクアパッツァは水と油を使った際に油の跳ねる様子から狂った水という名前になったそうです。
必要な材料
魚をオリーブオイルで焼き、貝、ドライトマトを入れて水と塩で味を調えるだけというシンプルな料理です。
どんな魚が良いか
所謂赤身のマグロやカツオ以外の魚がおすすめです!理由は血の味が強いので。
アジなどの青魚でも良いですし、タイなどに代表される白身魚でも大丈夫です。
個人的にはアクアパッツァはほとんどの魚で美味しくできる万能調理法だと思っています。
簡単なレシピ(2-3人前)
- 中サイズの丸魚の鱗と内臓をとって1尾用意します。(もちろん切身でも大丈夫です)塩、コショウを少し振って10分ほど置いておいてください。水分が出ていたらよくふき取ってください。(魚の下処理はスーパーや魚屋さんなどでサービスで取ってくれます)
- ニンニク1片をみじん切りにして、オリーブオイルをひいたフライパンで炒めます。
- 魚を中火で皮目がパリッとなるように焼いてください。中まで火が通らなくて大丈夫です。(魚がフライパンに入らないようであれば半分に切ったりで対応してください)
- 水をカップの半分入れて、トマト(ドライトマトがおすすめ)、砂抜きしたアサリを入れて蓋をし、5分ほど煮ます。
- 塩コショウで味を調え出来上がり。
お好みでセロリなどを入れても美味しいできます。
下にクックパッドのおすすめレシピを置いておきます
切り身魚で簡単アクアパッツア♪ by nimorecipe簡単に作れる素もあります。
おすすめの魚
白身魚
イトヨリダイ、マダイ、ハタ類(アカハタ、アオハタ、キジハタ)、キンメダイ、白身魚であれば大体美味しいですよ~
切り身で良く売っている、タラ、サケなどもOKです!(ちなみに鮭は白身魚なんですよ~)
青魚
サワラ、アジ、イワシ、サバ、ブリなどの青魚と言われる魚は大体OKですが、ニシンは骨が細長く多いので食べずらいです。
その日のおすすめを聞く
私もよく聞かれますが、丸魚が多く置いてあるお店の店員さんはその日のアクアパッツァにおすすめな魚を紹介してくれます
その際にお客さん側はある程度の予算やどれくらいの人数で食べるかなどを先に伝えておくといいです。そうすることで店員さんも数ある魚の中から搾りやすくなりますので。
なるべくわかる範囲で具体的に要望を言うことで店員さんはそれに沿ったおすすめの魚を選んでくれるはずです。
アクアパッツァをもっと普及させたい
美味しい、簡単、味がいい、の三方良しのアクアパッツァはもっといろいろな人に知ってもらいたいです。一度食べたらまた作りたくなります。白身魚だけでなく、青魚などに替えることでDHAやEPAなども多く取れるようになったり、予算や旬によってもバリエーションも増えます。自分の好みの味も探してもらいたいですね。
残りの汁は色々な魚介の旨味が染み出た究極のスープ、リゾットにもできるし、雑炊もできるし、パスタにしてもいいですね。一度作れば一石二鳥のすごい料理、ぜひ一度チャレンジしてください。
下のようにすべて揃っているセットもあり便利だなと思いました!
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