魚屋が教えるBBQにおすすめのシーフードまとめ!

美味しい魚介類

暖かくなってくると外に出るのが楽しくなりますよね。

バーベキューはそんな季節に最高のレジャーです。みんなでわいわい楽しいバーベキューをもっと楽しいものにするのに食材選びは欠かせません。

肉の陰に埋もれがちな魚介をうまく活用することで更に楽しさの幅が広がること間違いなし。

そんなバーベキューにおすすめの魚介と焼き方を紹介します。

メインは肉。魚介はサブ。

魚屋の私が言うのも何ですがメインは肉でいいと思います。やっぱり処理も楽だし万人受けしますし。

ただ肉が苦手な方もいますし、肉ばかりで脂っこくなってしまう時もあるかと思います。そんな時に重宝するのが魚介というわけです。

焼くときの注意点は、魚介の後にすぐ肉を焼くと魚介の味が肉に付いてしまいます。それを避けるために肉と魚介の網は別にするか焼く順番などを変えるといいでしょう。

魚介は種類によっては下処理が必要

魚介を使う際、場合によっては下処理が必要になります例えば、魚を焼くときは内臓の下処理。貝を焼く際にも適切な下処理がしてあるかないかで大きく味が変わってきます。

下処理の一番簡単な方法は、魚介を購入した場所で『バーベキュー用に下処理してください』といえば大抵のところはやってくれます。無料でやってくれるところもありますが、少しお金がかかってもやってもらうのをオススメします。

魚介の選び方

簡単です。鮮度が良いものが一番です。

こちら以前に私が書いた記事も参考にしてもらえると嬉しいです。

市場の休みなどの関係もあるので休みではない日に買うのが良いです市場は《水曜日》《日曜日》休みが多いのでスーパーや専門店はその日の入荷は基本的にはありません。つまり、前日のものをその日に出しているということです。極端に言うと水曜日と日曜日の市場休み以外の日の方が鮮度の良いものが買いやすいということです。あとは目利きの問題になります。

実際使う側の問題ですが、一日くらいでは極端な鮮度劣化は起こりません。もちろんちゃんとした商品管理が前提になりますが。多くの場合は特に問題にはならないと思います。

問題になる場合として、貝に関しては鮮度の良さを見る際に良く動くかが指標になります。触ってみて反応が良いものは鮮度が良いです。また反応がない場合は鮮度が悪いと言えます。(触れない場合が多いでお店に確認してからにしましょう)

オススメ魚介と焼き方

①干物

干物は焼き方にコツが入りますが、炭火で焼いた干物は美味しいです。網に干物がつかないように網に油を塗ってよく熱してから焼きましょう。また、最初に皮目から焼きましょう。


このようなくっつきにくいBBQ用の網もあるようなので参考にしてください。


②えび

エビはバーベキューでも人気ですよね。種類も沢山あります。エビは炭火で網を使って焼く場合は殻付きがオススメです。殻があるので殻が焦げても中は焦げずに焼くことができます。

殻を剥くのがめんどくさいので食べ応えのある大きなものを1人1尾食べるくらいでいいのかなと思います。プリプリ感があり大型なのはシータイガーやブラックタイガーでこちらをオススメします。

こちらの記事も参考にしてください。

また、フトシェルシュリンプという脱皮直後のエビは殻が柔らかく、焼くと殻ごと食べることができます。食べやすいのでお勧めです!


③ホンビノス

外来種として入ってきましたが日本で繁殖し美味しいこともあり千葉の名産として売り出されています。値段も手頃でハマグリの代用品としてよく使われます。

焼き方は、殻のまま焼き数分するとグツグツして汁が出てきますが最初の汁は海水なので捨ててください。焼いていくうちに片方の貝柱が取れて殻が開きます。中身を裏返して中まで火が通ったら完成です。お好みで醤油やバターをかけても美味しいです。


加熱はしっかりしないといけないですが焼きすぎると固くなるので注意してください。

④イカ

イカはスルメイカやヤリイカなどがあります。丸ごと焼いたり、スルメ干しを炙ったり、輪切りにしたものをバター焼きしたり使い勝手はとても良いです。

食べ方によって下処理が異なってくるので注意してください。ワタが好きな方はアルミホイルを皿にしてイカの輪切りとワタを入れてアルミホイルごと焼き醤油などで味を整えて食べると美味しいです!

⑤さざえ

サザエもバーベキューといえばの貝ですね!活きがいいのを選びましょう。大きいものより小さいものの方がバーベキューには適しています。


焼き方はまずサザエの蓋を下にして焼きます。殻が乾燥して白くなってきたらひっくり返します。グツグツしてきたら醤油などを垂らして完成です。

⑥牡蠣

カキは殻付きのまま焼いて食べる場合ととむき身をバター焼きなどにして食べる場合があるかと思います。また生食用と加熱用があるので注意してください。生食用は大丈夫ですが、加熱用は中までしっかり火を通してください。

殻付き牡蠣を殻ごと焼く場合は貝柱を外した方がいいです。加熱すると貝柱が外れるのですがたまに外れない場合があります。お店に言えばやってくれると思うので頼むことをお勧めします。

⑦ほたて

ホタテも定番ですね!こちらもお店にお願いしてバーベキュー用に下処理した方が良いです。中腸腺(ウロと言われる黒いところ)は海域によって毒素が溜まるため食べない方がいいです。

平べったい方の殻をとり、丸みがある方を器にしましょう。貝柱は両方とも殻から外した方が後々食べやすいのでオススメです。


ちょっと変わり種

①バカガイ

バカガイは私が書いた別記事あるのでそれを参照してください!

焼くと美味しいです!ただあまり手に入りづらいのが難点ですね。

②うなぎ

バーベキューにうなぎ?と思われますが実は焼いて付属のタレをつければ美味しく食べられる優れもの。

焼き方はアルミホイルにうなぎを乗せて酒を少し入れて蒸し焼きにします。網も汚れないしふわふわ美味しくできますよ。

③北寄貝

ホッキガイもホンビノスやハマグリ、バカガイなどと同じように焼きホッキが美味しいです。加熱することで甘みが増すのが最高です。

④旬の魚

バーベキューは春、夏くらいにやるのが定番かと思うのでその時の旬の魚を買って豪快に塩焼きも美味しいです。大きな魚を買って焼くとインパクトもありますね!

夏が旬のタカベの記事載せておきます。

⑤塩釜焼

塩釜焼きは鱗と内臓を処理した魚(真鯛で作られることが多い)を用意し大量の塩で周りを固め塩ごと焼きます。アルミホイルなどに包んで蒸し焼きにすると中まで火が通りやすいのでお勧めです。

いい塩梅に塩味がつきます。塩をもったいないくらい使いますが大きな魚でやると盛り上がりますしかなり映えます。一度試してみては?

⑥アヒージョ

アヒージョを作るためには直火で使える鍋やスキレットがあるといいでしょう。中身はお好みで。みんなで好きな時につまめるのが嬉しいですね。

残ったオリーブオイルはバケットにつけると二度美味しいですね。火があるのでバケットを焼くのも楽ですね。

⑦ガンガン焼き(カンカン焼き)

カンカンに魚介を入れて蒸し焼きにする料理です。


こちらもインパクトがありおすすめ。ほっておけば出来上がる優れもの。

最後に

バーベキューは何をしても楽しいものです。

みなさまバーベキューライフに少しでもお力添えできたら幸いでです。

もし何を選んだらいいかわからない場合は信頼できる魚屋さんにバーベキューにおすすめの魚介を見繕ってもらうのも良いと思います。

火の扱いだけには注意して、楽しんでください。

さかなっておもしろい♪

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